音大入試まであと1週間。何が出来る?
入試が近付いてきました。
長年受験生とお付き合いしてきた私がお薦めできる、今から出来ることをまとめました。
楽典
入試直前は、苦手な問題の攻略より、得意な問題を確実に短時間で解けるようにしましょう。
苦手な問題は今からやってもそんなに出来るようにはなりません。
でも、得意な問題は必ずタイムアップができます。
それが自分の自信にもつながるし、残った時間を苦手な問題に振り分けることができます。
また、テキストの隅から隅まで目を通すことも、最後の段階では効果的です。
楽語は勿論ですが、rit.等の省略形の正式な綴りや、各種音符・記号の名称、「強起と弱起」といった用語を1行で説明してみるなど、覚えてきたことを今一度整理して定着させます。
歌
歌やリズムが苦手な人は、毎日テキストを開いてアクションを起こしましょう。
歌のポイントは、強弱(盛り上がり)、ごちゃっとしている場所の把握(リズム)、段変わり(早めに視線を移す)です。
歌い出しは一番緊張しますが、終わり2小節を心の中で歌ってから歌い出すと、テンポが安定します。
聴音
課題が書けないというのは、そういう音の流れに馴染みがないということで、耳の経験が足りないのです。
直前で出来ることは、より多くの定型を自分のものにすることで、そのためにはこれまで書き取った課題を弾いて、可能な限り移調します。
新しい課題に挑戦して情報過多で混乱するより、今までやった課題を自分の中へ入れる、そちらのほうが遥かに効果的です。
最後に、健やかにコンディションを保つ為に、よく寝て、よく食べて、くだらないことで笑ってください!
ここはちょっと、一般的な受験生とは違うところですね。
どよ〜んとした顔で試験場にいったって、生き生きした音楽は出てきません。
メンタル管理が重要なのは、言わずもがなですね!
◎ソルフェージュ教室・ラソラ◎
千葉県柏市で音大受験準備レッスンをしています。