付点のついたリズム
四分音符や八分音符など、基本のリズムがすらすら読めるようになった後に出てくるのが、付点のついたリズムです。
なんとなく音を出していることも多いので、この機会に復習してみましょう。
一拍ずつグルーピングしてみよう
4/4拍子、ある曲の冒頭部分の切り抜きです。
これを拍の頭がわかるように書き直してみましょう。
4/4拍子なので、四分音符が一拍になります。
まずはグルーピングから。一拍ずつ丸をつけていきます。
はっきりわかるのは赤で丸をした四分音符の部分です。
問題は弱起と付点の部分です。(今回は付点の勉強なので、付点部分のみやります)
次に付点部分を分解していきます。
付点をタイを使って書き直してみよう
付点四分音符は「四分音符」と「八分音符」に分解できます。
これをタイでつないでもよいのですが、ダブルチェックの意味で今回は後ろからも考えてみます。
着目すべきは4拍目にある2つの16分音符です。
これってもとは何でしょうか?
「ヒント」になるように、16分音符の代表的なリズムパタンをあげます。
さて、先ほどの譜例、4拍目には何番のリズムが隠れているでしょうか?
16分音符が後ろに2つ続けてあるのは1番と2番だけなので、このどちらかが隠れていると思ってよいでしょう。
答えは…2番です!
実際に2番のリズムをあてはめて、タイでつなげてみると以下のようになります。
こうして書き直すことで、4拍目の頭がどこにあるのかはっきりしますね。
付点がわからない場合は書き込みを!
パッと見た時に付点つき音符がわからないというのはよくあります。
曖昧なままにせず、楽譜の余白に書き込んでいきましょう。
もし、楽譜が汚れることに抵抗があるのなら、付箋に書いて貼る方法もあります。
出来るようになったら剥がしてしまえばよいですものね!
そうした作業を続けていくうちに、頭の中に分解して書き直した「画」が浮かぶようになります。
まとめ
楽譜を一拍ごとにグルーピングする癖をつけると、リズムの把握がしやすくなります。
頭の中で書き直した「画」が浮かぶまでは、タイで書き直したリズムを書き込みましょう!
◎ソルフェージュ教室・ラソラ◎
千葉県柏市で音大受験準備レッスンをしています。