リズムカードをつかって(3)

今日は、はじめてのシンコペーション、「ティターティ」の話です。

このリズムは、幼児にとっては「難しいリズム」に分類されますが、大人でもこれが出てくるだけで拒否反応が出る方もいます。

どうしたらこのリズムに親しみを持ってもらえるかと考え、よくある方法で言葉を当てはめてみましたら、これがクリーン・ヒット。

例えば「スピード」という言葉がそれです。

試しに「スピード」と言いながら手を叩いてみると、「ティターティ」のリズムになります。

これをヒントに、言葉から親しみを持ってもらうという方法を考えました。

具体的には、「ティターティのリズムになる言葉をお母さんと一緒に探してきて!」て宿題をだします。

実は驚くほどたくさん出てきます。

スカート

クリーム

フルーツ

ステーキ

クレープ

「トマ~ト」「バナ~ナ」など通常の言い方でないものは当てはめないことにしました。

「ん」は休みを意味すると決めたので、「スプーン」「プルーン」もなしにしました。

これを最低でも4回以上は続けます。

一回5ワード探してもらうとして、4回で20ワード。

週に1回のレッスンだとして、1ヶ月常にこのリズムと向き合うことになります。

もちろんカードを叩くことも併用しますが、この方法を取り入れてから、導入時点で「ティターティ」に苦手意識を持つ子どもさんはいなくなりました!

◎ソルフェージュ教室・ラソラ◎

千葉県柏市で音大受験準備レッスンをしています。