リズムカードをつかって(2)

リズムカードを覚えて、一通り判別がつくようになると、次の段階へ進みます。

この段階は楽しみながら体に入れるのが一番なので、様々な遊びを取り入れます。

対象年齢は就学前から小学校1年生あたりまで、です。

リズムカードでの遊び方

リズムかるた

まずは王道、先生の叩いたリズムの該当カードを手にとる遊びです。

百人一首の要領で、ぱん!ぱん!と勢いよくとっていきます。

リズムで野菜

カードを一枚選び、そのカードを叩いたあとに、任意の野菜の名前を言うゲームです。

就学前の子どもさんはちょうど語彙を増やそうとしている時期なので、こういう遊びは発達に一役買ってくれます。

石川県出身の生徒ちゃんが「きんじそう!」と言った時には驚きました。(笑)

野菜の種類も覚えますし、野菜が難しかったら「いろの名前」、逆に野菜に慣れてきたら「どうぶつ」「幼稚園にあるもの」など、お題を変えて取り組みます。

サイコロ・リズム

リズムパタンが定着した頃に挟む遊びです。

好きなカードを6枚並べて、サイコロを振り、出て来た目数の順番のカード(1なら1枚目、5なら5枚目)を抜き取ります。

抜き取った場所に自分で考えたリズムを当てはめて叩きます。

その時、最初に並んでいたとは違うリズムを叩くのがルールです。

つまり、色んなリズムパタンが頭の中に入っていないとできない遊びです。

本来は6小節のリズムを止まらずに叩く練習なのですが、ただ叩くだけだと飽きるので、このゲームになりました。

サイコロが2個になると、抜き取るカードも2箇所になり、より盛り上がります!

リズム電車

教室にあるカードを、あるだけ並べて叩いていくゲームです。

カードは車両のようなので、リズムの電車と呼んでいます。

叩くのが止まってしまったら「あっ、5両目で脱線!大変!」などとワイワイ盛り上がりながら遊びます。

こういう時に「次のカードをノーミスで叩きましょう」というより、こうしたゲームをするほうが、より子どものやる気を引き出せるように感じます。

◎ソルフェージュ教室・ラソラ◎

千葉県柏市で音大受験準備レッスンをしています。