和音の聴音

本日は、楽典にも、聴音にも関連する「和音の聴音」の話です。

 

さて、上記のような問題は、どうやって聴いていくのでしょうか?

横に聴くか、縦に聴くか?ハイブリッド型(横+縦)か?

和音は、その響きをわかるようになりたいので、縦に聴いていきます。

和音は上から読む?下から読む?

「今更何を」と言われそうですが、和音は下から読みます。

しかも一挙に「ドミソ〜」と読みあげます。

これが出来ない人は、まず和音をすらすら読めるようにするところから始めます。

聴く時も、読む時同様に下から聴きます。

和音は下から、これポイントです!

一番下で鳴っている音を掴む

合奏や合唱をやっている人は、実体験で知っていること思いますが、音楽では上のメロディ同様に、一番下の支えが重要です。

和声でも同じで、一番下の音がなければハーモニーは崩れてしまいます。

さらに面白い話を書くと、一番下の音が掴めると、段々と上に乗っている音群が想像できるようになります。

まず「一番下の音」を掴む、これもポイントです。

わからない時は音を出してみる

机の上で鍵盤を抑える真似をして音を想像したり、ハミングで一番下の音を歌ってみてみるのも有効な方法です。

音が全く浮かばない時は、自分で音を出してみましょう。

形を感じ取る

鳴っているのが三和音なのか、四和音なのか、考えるのではなく感じてみましょう。

例にあげた課題は基本形のみですが、並び方の違う展開形が混ざっている場合もあります。

形を感じ取ること、これも出来るようになりたいです。

全く聴こえない時にもやれることがある

ここまで来てまったく「手も足も出ない!」という人もいるでしょう。

そういう生徒と何を勉強するかですが、分析の勉強から始めます。

和音の仕組みを知っていると、聴こえ方は確実に変化します。

 

◎ソルフェージュ教室・ラソラ◎

千葉県柏市で音大受験準備レッスンをしています。