内声が聞こえない時にすること(聴音)

今日は、受験生のレッスン日記です。

理論も勉強してきましたが、四声の聴音(密集)で「内声がつかみにくい」という問題を抱える生徒さん。
正しい音が耳の中に入っていくように、毎回書き取った課題を移調するという宿題を、もう3〜4ヶ月かな、取り組んできました。

移調といっても1つや2つではなくいろんな調に移調しますので、慣れるまでは時間が必要です。

四声の移調でまずやるべきことは、元の課題を覚えるまで弾くことです。
そうしてバスとソプラノのメロディラインを覚えます。
これを脳内で先行して流し、移調をしていきます。

次にするのは、特徴のある進行を手の動きで覚えていくこと。そうして理論を体の中に叩き込みます。
やがて、聞こえにくい音だとしても、ある程度の想像が働くようになりますし、間違った進行をすると耳障りに感じるようにもなります。

生徒さん、最初の頃は何調を弾いているのかわからなくなり、止まってしまうこともあったのですが、前回あたりから少し様子が変わって、移調がスムーズになってきました!
ここまでくるのも大きな一歩なのでとても嬉しいです。

◎ソルフェージュ教室・ラソラ◎
千葉県柏市で音大受験準備レッスンをしています。