はじめての6/8拍子にお薦めの3曲

すでに弾いているにも関わらず、聴音すると混乱する拍子、それが6/8です。

つまづきの理由は、今まで一拍が四分音符だったのが8分音符になることです。

これは音楽教師の間ではよく知られたことで、例えばピアノの教則本を眺めていても、6/8拍子の導入には慎重になっていることがわかります。

また6/8の弧を描くような感覚も、最初はつかみにくいものです。

「船を漕ぐように」といっても漕いだことはないだろうし、「ゆりかごを揺らすように」といったってのっかって眠ってる方だったろうし、「ブランコにのるように」と言ったってブランコは楽しいからキャーキャーはしゃいでそれどころじゃないし。

ともかく「わからないことはわからないよ…」子どもを見ているとそんな感じです。

さて、そんな手強い6/8拍子ですが、私が導入にこれと決めている曲が3曲あるのでご紹介します。

1)ベートーヴェン「交響曲第6番田園」5楽章の冒頭間もなくでてくるメロディ

2)モーツァルト「ピアノソナタ11番・トルコ行進曲付き」の1楽章冒頭のメロディ

3)グリーグ「ペールギュント」より「朝」の冒頭メロディ

どれも素晴らしい曲で、CDで聴いたり、歌ったり、移調したり、さまざまに楽しめる作品ばかりです。

◎ソルフェージュ教室・ラソラ◎

千葉県柏市で音大受験準備レッスンをしています。