五線紙と筆記用具について

良い「道具」ではじめましょう!
レッスンで使うものについてです。

五線紙

小学校低学年では2〜3段ノート、高学年は4〜6段ノートを使っています。
中学生からは10段ノート・12段ノートと、進度に合わせて段数を変えていきます。

音楽罫のルーズリーフもあるのですが、上手に使える人が少ないので、私はノート使用をお薦めしています。
というのも、よほど几帳面でない限り「順番がバラバラになる」「失くすページが出る」など、せっかくの勉強の軌跡が辿れなくなるからです。

ノートが一冊、もう一冊、と貯まっていくのはいい気分ですよ。達成感が感じられます!

筆記用具

楽譜を書く時には鉛筆でと言われます。

なぜ鉛筆?
削るのも面倒だし、すぐ丸くなるし…と思いませんか?

実はそのデメリットが楽譜を書く時にはメリットに変わります。
少し横に寝かすと音符を塗りつぶせ、棒や付点は立てて書くなど、「音符を書く」という事情にマッチしているのです。
時間の限られている聴音では、鉛筆の「消しやすさ」がまた良いのです。
よく消える消しゴムでも、シャーペンで書いた音符は尖っているが故に筆跡が残りやすいですね。ちょっとの凸凹でも、その上に新たな音符を書くとなると気になるものです。

鉛筆の硬さも大事で、少しの労力できれいな符頭(たま)を書けるように、柔らかいものを選びます。最低でもBか2B、中には4Bや6Bを使う人もいます。これは筆圧が関係するので、自分の好みの硬さを選んでください。

作曲のI先生は「なんといっても三菱のHi-uniだよ」と仰り、机の上にはHi-uniが沢山ささったペン立てがありました。
メーカーが違うと同じ2Bでも書き心地が全く違います。
色々使ってみて、自分好みの鉛筆メーカーを見つけるのも楽しいかも?

◎ソルフェージュ教室・ラソラ◎
千葉県柏市で音大受験準備レッスンをしています。