読み替え訓練中
先日リコーダーでFrescobaldiの曲をもらったのですが、それがソプラノ用の楽譜でした。でも宿題はアルトリコーダーで吹くこと。師匠は「書き直してもよいけれど、ソプラノの指使いで吹けますよ」とおっしゃいました。
なるほど。確かにソプラノリコーダーを持ったつもりでアルトを吹くと、頭を働かせなくとも移調ができます。
しかし、耳が固定ド寄りの私は少々混乱を感じます。だって「ミ」と思って吹いていながらも「A」が鳴っているのですから!
このまま吹き続けると脳はどういう変化を見せるのか?順応するのか、反抗しつづけるのか?
♪♪♪〜
数日後、どうなったかというと…
最初の音にうまく暗示がかかれば、実音と違う音名を頭で追っていけるようになりました。ただ長い休符が入ると、実音の指が戻ってきてしまうということも。
さらに日を重ねていくと、メロディを暗記できたためか、音名の存在自体が薄くなっていくのを感じました。それでもまだ奇妙な感じは残っています。
なんだか面白くなってきて、同じ曲をソプラノで吹いたり、アルトで吹いたり、持ち替えもしてみました。次のレッスンまでは譜面を書き直さずに、練習していこうと思っています。
もし私の脳がこの状況を受け入れられたら、リコーダーの勉強には大いに役立つはずです。変化を期待しつつ訓練を続けています。
◎ソルフェージュ教室・ラソラ◎
千葉県柏市で音大受験準備レッスンをしています。