6/8拍子のリズムの型・初級編(1)

以前、リズムの型についての話を書きました。

リズムの型はそれほど多くない

今日はその続きで、6/8拍子のリズムの型についてです。

聴音の導入順序は、まず2/4拍子、4/4拍子、続いて3/4拍子。

少し順応する時間をとってから、6/8拍子に入ります。

経験上、小学校低学年だと混乱する子が多いため、私は小4以上での導入にしています。

聴音するためには耳に馴染んでいる必要があるので、同時期に6/8拍子のリズムを叩いたり、曲を歌ったり、6/8だらけで進めます。

リズムの型探し

前回同様、呉先生の「リズムの基礎」というテキストで、4/4拍子の型探しと同じように、間違い探しゲームのようにやってみましょう。

1)赤く丸をした型と同じリズムを探しましょう。(赤丸含めて9つ!)

*クリックすると別画面で画像が出ます。

2)青く丸をした型と同じリズムを探しましょう。(青丸含めて10つ!)

3)緑の丸をした型と同じリズムを探しましょう。(緑丸含めて7つ!)

赤と青のリズムは叩けても、緑のリズムは何度やっても間違えることが多い要注意のリズム型です。

「ターンタタ」でも、「トーントト」でもよいので、3つの音符が型で捉えられるまで、何度もやります。

喋る、歌う、弾く、叩く、様々なアプローチで変化をつけると、飽きずに取り組めます。

複合拍子が苦手なら6/8から

コールユーブンゲンでは、9/8拍子、12/8拍子、6/4拍子など、多種多様な複合拍子が出てきます。

これらは、6/8拍子が体に入っていることで、叩けるようになる拍子です。

コールユーブンゲンに限らず、もし複合拍子に苦手意識を感じるのなら、まずは6/8をやり直すことです。

私は受験レッスンであっても、苦手かなと感じたら、6/8のやさしい課題からやり直します。

原理と感覚の両方が手に入ってこそ攻略できる複合拍子、リズムが安心して叩けるかどうかはとても大事なポイントです。

リズムの基礎/呉 暁・桐山春美

https://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?id=507100

◎ソルフェージュ教室・ラソラ◎

千葉県柏市で音大受験準備レッスンをしています。