受難曲はシンフォニーより聴きやすいのではないか?

今年も復活祭のシーズンになりました。

ヨーロッパにおける復活祭というと、プロアマ問わず受難曲の上演ラッシュだったという記憶があります。

今週は、私の友人たちも「マタイを歌ってきました」「これからヨハネの演奏会にいきます」「息子が歌うけれどラジオで同時放送されるので聴いて!」という書き込みばかり。

何度も歌った受難曲。本番の後は長い旅をしたような疲労感、体がというより心の底までどーっときます。でも不思議。同時に魂が洗われるような感覚もありました。

小さなレッスン室で生徒とマタイを聴くと当時を思い出します。

受難曲を聴きながら思うこと、沢山あります。

 

2時間超えの受難曲は明らかに長い!ですが、「物語」がある分シンフォニーより聴きやすいのではないかと思います。

「虚と実」「人間の弱さ」「大衆心理」など、いつの世にも共通するテーマに極上の音楽が付いてきます。

星空を見て物思いにふけるようなタイプの人はハマると思います!

 

冒頭の一曲だけ、演奏者の表情がよく映ったオランダの演奏団体の動画を見つけました。

一般的にはブラックの衣装でオケの後ろに立って歌いますが、下記の動画では演出が入っていて歌い手が歩いて移動するなどしています。

◎ソルフェージュ教室・ラソラ◎

千葉県柏市で音大受験準備レッスンをしています。