先生役をたのしもう!(初見)
小学生とのレッスンでこの頃やっていることが、先生役のチェンジです。
就学前のちびさんたちとはよくやりますが、小学生でもはじめました。
よくある方法なので偉そうに書くまでもありませんが、大きな効果があります。
考えるという行為なしには出来ない「演奏」
この頃、考えない子が増えてきていると感じます。
彼らの名誉のために書くと、考えていないわけではないのですが、短時間でパッと即断するので答えが浅いです。
もっと深く考えてほしいです。
音楽を教える仲間ともこの件について話しますが、「デジタル化の悪い面ではないか」という意見が聞かれます。
クラシック音楽は、考えるという行為なしには出来ないものなので、考える習慣が身に付くようにしたい。
そこではじめたのが「先生役をチェンジする」というレッスンです。
『今日はTちゃんが先生だよ』
『今日はTちゃんが先生になってね。さぁ、どこから歌うかな?指示してください!』と頼みます。
いざ先生役を始めると、あれれ?思ってもいなかった問題が次々に出てきます。
例えば、音を間違えて読んだ時、もう一度歌うのにどこに戻ればよいの?
息つぎはどこで吸うのがよいの?
子どもたちは必死になって、先生役を勤めようとしてくれます。
いつもとは違った視点で楽譜を見ることにもなりますし、子どもは先生役が出来るということが面白いみたいで、楽しくレッスンが進みます。
◎ソルフェージュ教室・ラソラ◎
千葉県柏市で音大受験準備レッスンをしています。