オペラ『アリオダンテ』
先日、上野でオペラを観てきました。
ヘンデルの『アリオダンテ』という作品です。
ヘンデルのオペラってまるで歌合戦のよう。
歌手が次々に登場して、「どうだ!」とばかり技巧を披露していきます。
そして上演時間がながーい!でも音楽が好きな方向だから飽きないです。
主役のアリオダンテ(騎士)は、もともとカストラートを想定して書かれたので、テナーが歌うには音域が高すぎます。カストラートはもういないし、どうするかというと、現在はカウンターテナーやアルトなど、別の声種の歌手が歌います。今回はメゾソプラノでした。
オケは私の大好物、古楽器での演奏。ホルンはトロンボーンみたいに管を抜き差ししていたし、笛は横笛と縦笛、どちらも持ち替えで吹いていました。
通奏低音は特にコントラバスのサポートが素敵でした。ああいう方に伴奏してもらいたいなぁとうっとり。
全体としては一幕より二幕、二幕より三幕とどんどんのってきて、三幕はどのアリアも素晴らしく割れんばかりの拍手。冷房がんがんの会場が熱気に包まれて終わりました!
よかったらカッコいい「序曲」の雰囲気だけでも味わってみてください。
今回の舞台とは関係ありませんが、エクサン・プロヴァンス音楽祭のPR動画より。
Haendel au Festival d’Aix
◎ソルフェージュ教室・ラソラ◎
千葉県柏市で音大受験準備レッスンをしています。