小さい人との初見、個人レッスンの場合
大勢で歌う集団レッスンと違い、個人レッスンは独りで声を出さないといけない。
ちょっと怖いし、間違えるのは嫌だし。
しかしちょっとした工夫でのびのび楽しいレッスンになります。
小さい人たちと歌うときによくする「代わり番こ」について書きます。
遊び方
短い歌を用意する
「メリーさんの羊」程度の短い歌を題材にします。
難しいものより簡単な曲を沢山こなし、自信と経験を積みます。
通して歌う
まず一緒に通して歌います。
この時歌えなかったり、止まってしまうのだと次の段階へ進めないので、次からは難易度を下げます。
一緒に通して歌えない時には、最初に先生が歌って「こういう歌だよ」と聴かせてあげても良いです。
歌う順番を決める
ジャンケンでも、「どちらにしようかな?」でも、先と後、順番を決めます。
そして、「1小節ずつうたっていこう、今日は先生からいくよ、次はキミ、代わりばんこに歌おう!」という具合です。
自分の番でなくても心の中に歌が流れていないと次が歌えないので、内的聴感を育てる助けになります。
一巡したら、今度は逆の順番でも歌ってみてください。
そうすると、偶数の小節も奇数の小節も触れられることになります。
拍の共有
ポイントは、歌っている時に止まったり穴が空かないようにすることです。
(もしあまりに歌えないようなら、難易度調整が必要です。)
自分の番でタイミングよく歌うには、準備をしていないといけないので、何も言わなくとも自然と集中してくれます。
相手と拍を共有するのも、この「代わり番こ歌い」のポイントです。
よく聴いてパルスを合わせる、これがとても良い勉強になっています。
初見の工夫として
「交替で歌う」という方法は、小学校時代は十分に使える方法です。
少しずつ難易度を上げて、一曲を自分で歌いきれる力を育てていけます。
◎ソルフェージュ教室・ラソラ◎
千葉県柏市で音大受験準備レッスンをしています。