楽典の勉強法

音楽大学を目指す人が知っているべき基礎知識、それが「楽典」です。いまは教科書も問題集も色々出ていて独学でも勉強できます。

まず一冊本を用意します。色々と出版されていますが、私が使用しているのは「石桁 真礼生著 楽典―理論と実習 音楽之友社 1998」です。昔からのベストセラーで「黄色い楽典」と呼ばれる本です。

それを一章ずつ読んでは例題を解き、巻末にある問題を解いていきます。わからなくなったら戻って説明を読んで…の繰り返しです。

音楽用語(楽語)は、本に載っている以外にも果てしなく存在します。知らない楽語を見た時はメモしておき、単語帳やリストを作ります。暗記グッズの便利なものがたくさん出ているので、文房具で気分を盛り上げるのもよいですね!

私がレッスンで行う楽典指導は、大まかに言うと上記の内容を宿題を通じて進めることです。覚えたほうがよい部分、それ程でもない部分を区別し、過去問の類似課題を作ったり、仏語・独語なども入った楽語のリストを渡したりします。「いつまでにこれをマスターしてください」といった、タイムキーパーにもなります。

「楽典」は独学しやすいと思います。ただ、どうも理解しにくいと感じている場合は一度先生についた方がよいです。外側の目で何を克服すればよいかはっきり示してくれます。

自分に合った勉強法が見つかりますように!

◎ソルフェージュ教室・ラソラ◎

千葉県柏市で音大受験準備レッスンをしています。