ヴィオラ・ダ・ガンバという楽器
『フェルメール展』行ってきました。
静かで上品な時間でした。
日時指定のチケットにも関わらず混んでいるとのことで、前もってツイッターで情報収拾!
「指定時間の終わりのほうに入場したほうが空いている」という書き込みをいくつも見つけたので、その回の終わりの15分前に入場。並ばず入れましたし、中も覚悟したほどは混んでいなかったです。日によるのでしょうけれど。入れ替え制ではないので、一度中へ入ったらゆっくり見られます。
受付のお姉さんに聞くと「作品保護の為館内は20度に調節してあります」とのことで、かさばる上着を手に持って入場しました。
外の空気がミックスされている最初のうちはよかったのですが、段々と冷えてきて、最後のフェルメールの部屋ではくしゃみをする方もちらほら。これから行く方、羽織りもの・巻物をお忘れなく!
美術館でも流れてくる音が気になる私。
音声ガイドの中でT.スザートが使われていて、吹いたことがある曲だったので反応してしまいました。音声ガイドのBGMは本当に静かに流れている感じで、ちょうど良い塩梅でした。
余談ですが、《リュートを調弦する女》の説明に「床にガンバが置かれている」と書いてありました。
リュートはかろうじて見えますが、ガンバは暗くてよくわからない。
ちなみにガンバ(gamba)は「脚」という意味を持つイタリア語です。
ということで、ヴィオラ・ダ・ガンバという楽器を紹介します。
モダン楽器のチェロとの違いは、弦の本数など色々ありますが、弓を持つ手、手の平が上を向いています。
自分でやってみるとわかるのですが、この持ち方だと力が入らなくて強い音が出ない。
繊細で、空気を含んだような音が出てくるのも納得です。
Robin Pharo / Poznań Baroque 2015
◎ソルフェージュ教室・ラソラ◎
千葉県柏市で音大受験準備レッスンをしています。