con caloreとカロリー
今日、レッスンで歌っていた最中に出てきた楽語の話です。
con calore 情熱をこめて
calore(名)で辞書を引くと、「1.熱、熱量」「2.熱さ、暖かさ」「3.熱意、情熱」「4.発疹」・・・意味は3番目かな。
面白かったのは1つ下の単語が
caloria(名) カロリー
ポテトフライのカロリーとか、ゼロカロリーとか、あの「カロリー」です。
そういえばカロリーって日本語だと「熱量」と訳したっけ。
2つの単語の語源はラテン語のcalor(名)「熱」だそうです。
それでふと思いついたのが解熱剤の「カロナール」あれも同じところから来てるのかな?
検索したらこんなページがヒットしました。
一般社団法人 松山薬剤師会「お薬の名前の由来は?」
http://matsuyamayaku.jp/2022/09/10/お薬の名前の由来は?%EF%BF%BC/
なんとその名称の由来が「熱や痛みがとれて軽く、楽になる」と書かれてあります。
「かるく….なーる」「かる…なーる」「カロナール」
まるでダジャレ!😂
いやいや、薬を作るのは頭いい人たちだから、いくらなんでもベースにラテン語の「calor 熱」があるのではないかと思いたい私。
製薬会社に問い合わせるほどの気力はありませんでした。
ところで、とても似ている楽語が辞書の同じページにのっています。
calmare(他動)静める、落ち着かせる、鎮める
これが元になっている「calmato 静かに」「con calma 落ち着いて」といった楽語があります。まったく意味が違います。
同じ「cal」はじまり、混同しないように気をつけたいです!
◎ソルフェージュ教室・ラソラ◎
千葉県柏市で音大受験準備レッスンをしています。