「きよしこの夜」で和声の勉強

英語はプロ級、仏語も嗜まれるマダムSさんと、今年最後のレッスンでした。
大人の方なので、題材は「きよしこの夜」でしっとりと、和声の勉強をしました。

まずは和音の説明から。
「7つの和音がこんな風に(と音符のお団子をせっせと重ねて)出来上がって、名前は1番目の音の上にできる団子がⅠ度、こういうかっこいい数字、ローマ数字でしたっけ、を書きます。次にスター団子、じゃなかったスター和音3種を紹介しますね。この3つを(大きく丸で囲みながら)“主要三和音”と呼びます。主要三和音には機能というものが備わっておりまして、かくかくしかじか…」

次に本題です。これが今日やりたいこと。和音を付ける位置に米印を書き込みながら、
「それではどの和音がぴったりくるか検証していきましょうか。この米印が付いたところに和音をあてはめていきます。ここは何度ですかね〜?“ソ”があって“ミ”があって…となると、候補はコレとコレ?….」
こんな感じで、ふたりで考え考え、1つずつ度数を書き込んでいきました。

こうして度数を書き込んだあと、合っているのか弾いてみる段になりました。
おそるおそる弾き始めるSさん、ゆっくりですが正しい音を弾くことができました!
出張レッスンだったのですが、その教室にはキーボードがあり、ちょっとオルガンの音色にして弾いてみることにしました。
やはりこういう曲にはオルガンの音色がぴったり合います。

「うわ〜、すてき!教会にいるみたいな厳かな気持ちになれますね!」

思いがけなく素敵な音が出たので、ふたりともにこにこで終わりました。
また来年も色々と楽しみたいです。


◎ソルフェージュ教室・ラソラ◎

千葉県柏市で音大受験準備レッスンをしています。