楽器用マスクを買いました

なんだか時機を逸した話ですが、島村楽器プロデュースの「楽器用マスク」を買いました。
お高いのですよ、1800円超え!
一枚のマスクと考えると躊躇する値段ですよね。
装着感を確かめたくとも衛生用品は返品できないので、長く踏み切れないでいました。

それでも、何も付けないで楽器を吹くのは怖いので、東混の合唱マスクのような物を作ったり、不織布マスクの口元に切り込みを入れてみたり色々やっていたのですが、最終的にどれも満足ができず買うに至ったというワケです。

結論を先に書くと、買って良かったです。
しっかりした作りで、ドーム型に空間が確保されているので息が吸いやすく、今まで作ってきたどの手作りマスクより安心感があります。

ここからは使用後のレビューです。

サイズについて

まず最初に悩むのがサイズだと思いますが、SとMの2種類があります。
島村楽器のサイトによると、

  • Sサイズ(縦13.5cm × 横17.5cm) → 小学校高学年から成人女性
  • Mサイズ(縦14.0cm × 横19.0cm) → 成人男性

薦めてくれた師匠も「ほとんどの人がSでよいと思います」とおっしゃったので、私もSを購入。
いざ装着してみると耳掛け紐がキツかったのですが、1〜3mm切り込みを入れることで解消できました。

厚みのある生地でしっかりした作り

第一印象は「しっかり作られている」です。
生地は思ったより厚みがあり、伸縮性はなし、しっかりした縫製も好印象。
箱の裏面には「100回洗濯しても抗菌効果持続」と書いてありました。
立体的でフィット感が高く、顎の部分まで覆ってくれます。

口にくわえる時はコツが必要

ここからは少し辛口ですみません。

気になる点その1は、マスク内の口元部分のピロピロです。
通常のマスクとしても使用するために付いていて、喋る時は下におろして、吹く時だけ上に持ちあげます。
このピロピロが楽器をくわえた時に、持ち上げた布が鼻の下にあたり、くすぐったいのです。
慣れるのか、切り取ってしまうか、様子を見ています。

気になる点その2は、楽器をくわえる時にくちびると一緒に入ってくる口元部分の生地です。
構造上仕方ないのですが、生地を巻き込まないようにコツが必要になります。
管楽器奏者の口元はデリケートなので、人によっては妥協し難い点かもしれません。

よく出るのはグレー?

最後に色についてですが、白・黒・グレーの3色が出ています。
お店の人に聞いたところ、「(そのお店で)強いて言えばよく出る色はグレー、楽器をくわえるためにどうしても汚れるので、グレーが一番出てます」とのことでした。
私もグレーを購入しましたが、これから夏になるし、爽やかな白でも良かったかなと思っています。
誰かと楽器を吹く時だけ付けているマスクなら使用頻度は低めですし、汚れなどは気にせず好みの色を選べば良いと思います。
刺繍やワッペンを付けて、自分なりのワンポイントリメイクを楽しむのも良さそうです。

何と比較するかで評価は変わると思いますが、コロナ禍という事情を考えると、「よくぞ作ってくれました!」と声をかけたくなるマスクでした。
以上、参考まで。

◎ソルフェージュ教室・ラソラ◎

千葉県柏市で音大受験準備レッスンをしています。