「リズム打ち」を上達させるには?
リズムをきちんと叩くのは意外に難しいですね。
もちろん、音大を受けるレベルの生徒なら、大抵のリズムは叩けるはずです。
しかし「変な間がある」と言われたり、「遅くなっている」はたまた「速くなっている」と言われたりすることがあります。
リズム課題として叩く場合と、作品の中に出てくる場合
「曲の中では上手く弾けるのに、ソルフェージュの時間だとなぜダメ出しされるんだろう?」
実はリズム課題として叩く場合と、作品の中に出てくる場合とでは、叩き方が違います。
リズム課題ではすっきりと叩き、揺れやタメは厳禁です。
次の小節の頭を合わせる
リズム課題を正確に叩くにはメトロノームが役立ちますが、気にしてほしいのが「次の小節の頭がメトロノームと合うか」です。
やってみると気づくのですが、3拍子なら3拍目、4拍子なら4拍目が、間延びしていることがあります。
新しい小節の「1」にどう入るか、「3→1」の感じ方が重要です。
パルスを感じる
メトロノームは1拍ずつかちかちかけるのと同時に、1小節1拍でかけたり、1小節2拍でかけたりすることも良い練習になります。
演奏をする時には巡ってくるパルス(脈拍)が大事なので、それを感じられるようにしたいです。
スマホは優秀な先生
客観的に聴きたい時にはスマホ先生にお願いします。
録音して聴くだけですが、さりげなく多くを気づかせてくれます。
思い詰めない
リズム以外でも、思い詰めると余計下手になったりします。
そんな時はあえて考えることを封印し、淡々とさらいます。
とりあえず一回はやってみてください。でも、嫌だったらその日は切り上げて、また次の日にやってください。
手を動かし続けることで、正解に近づいていくことがあります。
上手い人の真似をする
打楽器専攻の友人はいませんか?彼らは文句なくリズム打ちのプロです。
近くに居たら叩く様子を観察してみてください。
良い姿勢で、余計な力を入れずに叩いているのがわかると思います。
出来ない時に形から入るのも1つの方法です。
実はほんの序の口だったりする
リズムが難しくなるのは、この先なのです。
リズム課題は基礎で、応用にあたる「作品」にどのように落とし込むか。一生をかけて勉強していくことです。
私もいまだにリズムと格闘しています!
◎ソルフェージュ教室・ラソラ◎
千葉県柏市で音大受験準備レッスンをしています。