聴音で1オクターブ音を間違えるのを直したい!
五線を超えた音も出る、音域の広い旋律聴音だと、音の高さがわからなくなることがあります。
全く違う音を書いてしまうのはダメとして、1オクターブ間違って書いてしまい、「音は合っているのに…!」と悔しく思った経験は誰にでもあるのではないでしょうか?
耳が慣れるに従ってそういう間違いは減っていきますが、出来るようになるには少し時間が必要です。
音域の広い単旋律聴音について
全く違う音を書いてしまう場合
よくわからず、違う音ばかり書いてしまうというのは、まだ耳が音を聴けるように開いていないということです。
五線の音域内で跳躍が多めの聴音をもう少し続けて、音を瞬間的に拾う作業に慣れる必要があります。
具体的には、一段階簡単な課題に戻って、それを沢山やると、少しずつ聴こえるようになります。
1オクターブ間違えて書いてしまう場合
音は合っているのに、1オクターブそっくり間違えて書いてしまう場合は、あと一歩で正解というところまで来ています。
本当に「惜しい!」ので、ちょっと気をつけるだけで変わります。
気をつけるポイントは「小節線の前後」と「段変わり」です。
自分が1オクターブに近いものすごく跳躍した音を書いている時は、ちょっと冷静になって前後を見る癖をつけると良いです。
書き取った課題は家で弾いてみる
自分でやれるトレーニングとしては、聴音を書いて終わりではなく、書き取った楽譜を自分で弾いてみてください。
はっきりと間違いに気づけますし、次からは「高さまで気をつけて聞こう!」と意識できるようになります。
閉じられた回路を開く
五線を越えるような高い音、低い音が楽々聞こえてくると、いよいよ多声の聴音へ進む準備が整ったということです。
私たちは生活の中で、無意識で聞かないようにしている音が沢山あるのだそうです。
その閉じられた回路の必要な分だけを開く作業というのは、なかなかオモシロイと思うのです。
◎ソルフェージュ教室・ラソラ◎
千葉県柏市で音大受験準備レッスンをしています。