ショパン『ピアノソナタ第3番』
梅雨のじめじめを吹き飛ばすべく、このところはChopin「ピアノソナタ第3番」の終楽章をみんなで楽しんでいます。
こういう極上の名曲は、冒頭のテーマのメロディ4小節だけでも色んな勉強ができます。
私は同じ題材でも生徒によって課題を変えます。
なぜなら一人ひとり求めているものが違うからです。
また、課題のヴァリエーション考えるのは面白いですし、名曲だと様々な切り取り方が出来ます。
レッスン例
- 暗記をして弾く(異名同音の勉強)
- 聴音(ヘ音記号)
- 楽典(増二度が出てくるけれどわかるかな?)
- 移調(e mollに移調すると、2回目のテーマになります)
最後にCDを聴きます。本当は全部聴きたいのですが時間切れなので最初の一部だけ。
それでも断片は残り、「あ、これ聴いたことある!」と耳に残ります。
私たちの耳って素晴らしい!
演奏会へ行くという趣味層は薄くなり、若い人がクラシックを聴く機会が激減しています。
レッスンの中の種まきが、いつか芽吹くことを願いつつ。
Charles Richard-Hamelin – Sonata in B minor Op. 58 (third stage)
◎ソルフェージュ教室・ラソラ◎
千葉県柏市で音大受験準備レッスンをしています。