前回のブログに書いた話の続きです。

デブレツェン大学の夏期語学セミナーはハンガリー語学習者には有名で、世界中から参加者が集まります。私が参加した年はリピーターも多く、20〜60代と幅広い年代、レベル別にクラスが30程度組まれて、1クラスに2名ずつ教師がつくシステムでした。
期間は一ヶ月間。宿泊場所には学生寮が解放され、私は4人部屋に申し込みました。

夕暮れの学生寮

不思議ですが、ルームメイトのうち一番仲良く話していた人のことは覚えていません。ところが、毎日のように喧嘩していた残り2人のことはよく覚えています。

ひとりはイギリス人、彼女は行動がのんびりで、泣いたり怒ったり感情表現が激しい子でした。
もうひとりはアルゼンチン人で、テキパキしていて勉強の虫。しかも彼女はアルゼンチンからイタリアに亡命してきた苦労人でした。亡命経験がある人というのは、後にも先にも彼女以外会ったことがないです。貴重な出会いだったと思います。

こう書くだけでも正反対の二人だということがわかると思うのですが、その二人が向かい合わせのベットになってしまったので、悲劇だったのです。

特にアルゼンチン人の彼女のことは、印象に残っています。
優秀なのにコネがない為に何年待っても昇進できなかった事、イタリア亡命後も騙されたり、数々の苦労をしてきた事、ヒリヒリと痛い話を聞かされました。ずっと勉強していて、夜のイベントや週末の体験学習にも顔を出さず、最後まで他人と打ち解けることのない人でした。

一番覚えている出来事は、ダンスパーティで盛り上がったセミナー最終日の晩のことです。
0時を過ぎて消灯した後も、のんびり屋ちゃんのイギリス人が荷造りを続けていました。
するとアルゼンチン人がガバッと起きて「いいかげんにしてよ!もう寝たいのにいつまでもゴソゴソ、気になって寝られないじゃない!」と怒り出したのです。イギリス人の方も負けじと「明日帰るんだもん。荷造りして何が悪いのよ!」と言い返し、今まで溜まった鬱憤を互いにぶちまけ合い、最後にはイギリス人が泣き出して…楽しかったパーティの酔いが一挙に醒めるほどの大喧嘩。
2人は次の日仲直りもせずそのままお別れでした。

気分を変えて、寮の冷蔵庫の写真です。ほとんどが隣部屋の陽気なドイツ人たちのおやつでした。

セミナーの食事は3食すべて学食で提供されていました。美味しかったです。
それとは別に、庭のフリースペースや部屋で、毎晩のように音楽をかけて飲んでいる人たちもいて、特にトラブルが起きるわけではなく、みんな自分で買ってきたお酒を各々楽しんでいました。

では、冷蔵庫左の扉から、バナナ。緑の瓶はビール。「Hey-Ho」はメジャーなジュースブランド。果汁12%とかそんな感じです。
冷蔵庫の本体の棚は、上から、見えにくいけど小ぶりのプラムが3個、水(ピンクの蓋は「ガスなし水」)、緑の缶はビール。
一段置いてその下、左から「トゥーロー・ルディ」カッテージチーズのお菓子。中央のヨーグルトカップみたいな物にはパンに塗る塩味系のチーズクリームみたいなものが入っています。その右は健康食品屋でよく見るクリスプ・ブレッドみたいなものだと思います。
その下の段も「バタークリーム」とかパンに塗る物が並んでいます。缶詰にスプーンが突っ込んであるのがちょっと怖い。ぽんせんべいみたいなクラッカーも見えます。これに塗って食べていたのでしょうね。
一番下の段に転がっているジュースは多分アイスピーチティーです。

うーん、これ、一応書いておきますが、まだきれいな方の共同冷蔵庫です。

◎ソルフェージュ教室・ラソラ◎
千葉県柏市で音大受験準備レッスンをしています。