「音程を答えなさい」(楽典)

楽典問題の定番に音程を答える問題があります。
これが怒涛のように続く問題集というのがあって、訓練にはなるのですが、面白いはずもなく、段々むなしい気分になってきます。少なくとも私はそうでした。(笑)

そこで、教えるようになってからは、もう少し楽に勉強する方法はないかと考えました。

試してみたのは
・聴音の後にその課題を使って「ここは何度?」と口頭でたずねる
・歌の初見の時に「これは何度?」とたずねる
つまり、何かのついでに勉強する方法です。
ハンガリーの小学校でやっていたのを見たことがあり、そこからヒントを得ました。

この「ついでに勉強法」を小・中学生のうちからはじめておくと、いつのまにか音程がわかるようになっていきます。
欠点は時間がかかること。「あと一年で受験!」というような生徒には向きません。受験まで時間がない場合はやはり問題集になってしまいます。

音程ってなんのために勉強するのだろうと思うことはありませんか?
私は、音色に敏感になる為の過程の1つだと思って取り組んでいます。
ピアノなど、所定の場所を押さえることで音が出るような楽器はあまり感じられないのですが、弦や菅・歌の人などは自分で音程を作るので、たった二音間であっても緊張感や浮遊感、様々な感覚を日常的に味わっています。

例えば先生に「ここは6度も飛んでいるでしょう!」なんて目を大きくして言われても、ピアノの人にとっては「1と5の指でふつうに弾けるよ…」となるのですが、歌ってみるとどれほどショックな出来事かがわかります。
些細なことのように思うでしょうが、上手な人はこれらの感覚を演奏に生かしています。

私自身もリコーダーを演奏している時に、インターバル(間隔)を肌感覚として捉えよと、常に指摘されます。歌詞もないし、重音も和音も出ない楽器だからこそ、余計に意識しないと音が立ってこないのだと思います。シンプルななものに立ち返るからこそ見えてくること、「たかが音程・されど音程」なのですね。

◎ソルフェージュ教室・ラソラ◎

千葉県柏市で音大受験準備レッスンをしています。