本日はリコーダーのグループレッスンの日でした。私も今日は生徒です。作品がメロディックなものだったので、吹きながらテンポについて考えを巡らせていました。

大抵の音楽というのは、メトロノームのようにテンポをきちっと保ったものではありません。ほんのすこしですが遊びがあり、若干の伸び縮みを繰り返しながら曲は進んでいきます。やけに走ったり、もっさり重くなる音楽というのは、その伸縮が上手くいっていないということです。

たとえば、少し歌いたい音というのがあるとします。それを歌って(伸ばして)しまうとテンポにひずみが出ます。それを何度も重ねていくと、演奏し終わった後に「あれ、最初と違ってなんかテンポが遅くなっちゃったね。」となります。

上手な演奏というのは、歌った分だけ細かい音符で少しずつテンポを取り戻しています。私のお師匠さんは「ほんの少しだけ巻く感じ」とおっしゃいます。

逆にどんどん走る場合は、まず体の力を抜きます。そして正しいテンポを思いだし、崩しすぎず音価通り演奏することを意識します。

テンポを保てるかどうかは、プロとアマの差でもあります。きちっとしたテンポ感を持ち、かつそれを上手に崩せるように。これが両方できないといけません。基本的には楽器のレッスンの範疇だと思うけれど、ソルフェでは何ができるだろうか。もしくは何をしてはいけないだろうか。そんなことをあれこれ考えた午後でした。

◎ソルフェージュ教室・ラソラ◎

千葉県柏市で音大受験準備レッスンをしています。