和音を早く読む方法

「和音が読めない」という悩みをよく耳にします。

根気よく読むのが一番ですが、出来ると読みやすくなるスキルがいくつかあります。

和音を早く読む方法

「ドミソシレファラド・・・↑」

和音の基本形は3度ずつ重ねられているので、1音ずつ数えなくてすむようになると結果的に早く読めます。

ではどうしたら早く読めるのか。それは暗記です。

そこで全部で7種類、音を3度ずつ読めるように暗記してください。

「ドミソシレファラド」「ミソシレファラドミ」「ソシレファラドミソ」「シレファラドミソシ」「レファラドミソシレ」「ファラドミソシレファ」「ラドミソシレファラ」

どの音からもスラスラ言えるまで唱える練習をします。歩いている時、お風呂に入っている時、隙間時間を使って覚えてしまいましょう!

必ず下から順番に読む

和音を読む時はどこから読みますか?

上から?、自分が読みやすい音から?

実は決まっていて、必ず下から読みます

最初はたどたどしくてもよいので、この読み順を守りましょう。

一番下の音を読んだらあとはタタッ

では和音の具体的な読み方です。

一番下の音を読み、その後は上へ3度をタタッと読みあげます。

例えば下の譜例だと、読む音は青色の音だけ。あとはラから始まる3度の「ラドミソシレファラ」を思い出して、音4つだから「ラドミソシレファラ」と読みます。

2度と3度を直感的に判別する

和音は基本形だけではないので、転回形も読めるようにしないといけません。

そのためには、2度と3度が直感的にわかるようにします。

横にずれているのは「2度」、きれいなお団子みたいにタテに並んでいるのは「3度」です。

<例題>譜例を見て、2度か3度か答えましょう。答えは23223

「2度」を見た時に何か感じますか?実は頭で理解するだけでなく、心の中で音も鳴ってほしいのです。

これが声や管楽器で演奏するなら、かなりビリビリ感があります。

◎ソルフェージュ教室・ラソラ◎

千葉県柏市で音大受験準備レッスンをしています。