調子の良し悪し(聴音)

梅雨も明けていないというのに、暑いですね!駅のホームに立っていると、まるで中華鍋の中にいるような気がします。気温が高いだけではなく日本という国は湿度も高いので、調子を整えるのが難しいと感じます。

今日のレッスンでも、聴音をしていて、ある音を1オクターブ高く間違って書いた子がいました。しかも2箇所もです。いつもはそんなミスはしない子ですし、来た時から動作がのんびりしていたので、少しバテているせいかなと思いました。

そんな中で、今日は調子について書いてみます。実はソルフェージュの中でも、特に聴音では「調子の良し悪し」が表に出やすいのです。

技術的に足りなくて書けないという時もありますが、すごく疲れていたり、天気が悪かったりするだけで、いつも通りに書けないことがあります。書けないのはともかく、聞こえないのは本当に参ります。私は受験生だった頃に、拍子が違って聞こえたり、半音違って聞こえる「調子の悪い日」がありました。

どんな日だろうといつもと同じように自分を整えられたほうがよいですよね。常に調子良くすることはできませんが、「調子の良し悪し」の差を小さくしていくことは誰にでも出来ます。短時間集中の連続である聴音は、まさにうってつけのトレーニングです。続けていくことでその差を小さくすることができます。

◎ソルフェージュ教室・ラソラ◎

千葉県柏市で音大受験準備レッスンをしています。