楽器を弾く時のことを考えてみましょう。
音を探している猶予はありません。譜面を見た瞬間に音名は指に伝わり、リズムは考えこむことなく「型」で把握できていなくてはなりません。

その上で、アーティキュレーションは自然と目に入ってくるようにしなくてはなりません。
さらにフレーズ、もう少し大きく見て曲の形式、どこで転調するのか…
「譜読み」といっても音だけではないです。
読めるようになりたい情報はたくさんあります。

まずは基礎をじっくりと。
音とリズムを丁寧に体に入れていきます。
私がしているレッスンは以下のようなものです。

「音探し」・・・覚えたい特定の音を、探したり数えたりするゲーム。ノートに書いてみたり、弾いてみたりと、あらゆる方向からその音を確かめます。

「超特急読み」・・・1小節ごとにできるだけ早く音名を読むゲーム。リズムは考えず、ただ音名を言うだけですが、よどみなく言えるようにします。2~3音の簡単な曲からはじめて、自信がついたら音数を増やします。読むだけなのでヘ音記号の譜面も題材にできます。

「消しゴム隠し」・・・初見視唱の際に、いま歌っている小節を消しゴムで少しずつ隠していきます。目が今歌っている部分のほんの少し先を見られるように促すことが目的です。スラーやスタッカートのついた作品も徐々に取り入れます。

慣れてきたら、ピアノや弦楽四重奏・オーケストラの譜面も題材にしていきます。

桐朋に通っていた頃の授業で、「音楽家の目というのは、いま演奏している小節とその隣の小節を、きわめて高速で行ったり来たり見ている。」と知りました。確かにいま演奏している部分を見ながら、常に先も見ている気がします。音を読みながら同時に短時間の暗記を繰り返しているような感覚もあります。覚えないと次の小節が読みすすめられませんので。

改めて考えてみると、凄いことをやっているのだなぁ!と思います。

◎ソルフェージュ教室・ラソラ◎

千葉県柏市で音大受験準備レッスンをしています。