音楽家が30分も続く曲をどうやって覚えているのか不思議に思いませんか?私もとても不思議でした。手が無意識に助けている部分が多いとは思いますが、脳の中はどうなっているのでしょうか?

何かを理解しようとする時には、まず大きく形を把握することが大事だと私は考えています。例えば新聞を読む時は、見出しを目でざっと見てから興味ある記事を読み始めます。情報量が多ければ多いほど大きく見る目というのが必要です。

音楽では1小節めから音符を追っていきますが、それを地味に繰り返しているだけでは暗記は難しく、意識的でなかったとしても、大きな目で「形式」を読んでいます。私が感心したことのひとつですが、なんとハンガリーでは小学生の頃から熱心に「形式」を教えていました!

内容は民謡を使った形式把握で、一部形式や二部形式ばかりです。誰でも理解できるやさしいものから、繰り返し形を把握する耳を養います。

こうして音楽を読む(聴く)ことができるようになると、小節線を超えて音の塊が感じられるような耳になります。またのちに複雑な形式に発展した時も、勘が働く耳になっていきます。もちろん暗記力も少しずつ鍛えられます。

暗記に苦手意識がある人は、一度「形式」に目を向けると何か開けるかもしれません。

◎ソルフェージュ教室・ラソラ◎

千葉県柏市で音大受験準備レッスンをしています。