楽典の知識がその人の中で息づくには何をしたらよいのだろうと、いつも考えています。

たとえば「属七(ぞくしち)の和音」です。分析は出来るけれどそれで終わりではもったいない!そこでこんなレッスンをしています。

属七は特徴のある響きなので単体で覚えるのも簡単ですが、基本形を覚える時に解決する限定進行音までセットで覚えると一石二鳥です。レッスンではまず片手で弾けるもっとも単純な形「属七→I度」を暗記します。(何調でもよいのですが例ではハ長調に解決しています。本当はI度にGも含まれますが、覚えやすいように限定進行音のみに絞っています。)

これがどの調に移調しても弾けるようになると、ふわっと緊張のほどける「解決」の感覚がわかってきます。また限定進行音などの仕組みがわかるので、四声の聴音で迷った時の強い味方になります。

私の恩師が書いたテキスト「小池松壽.実践で学ぶソルフェージュ.カワイ出版.2003」の中には、両手で弾く属七だらけのカデンツが出てきます。(p69)このカデンツは大変美しく、弾くといつも良い気分になれます。

このように弾くことで和音の響きを体得できると、和声が感覚の中でも生き生きとしてくるように感じます。さらに良い方法があればまた足していきたいです!

 

◎ソルフェージュ教室・ラソラ◎

千葉県柏市で音大受験準備レッスンをしています。